身近な科学技術② エコカイロ

このような便利商品があることを最近知りました。

このエコカイロなるものは何度も繰り返し使用できるみたいなのです。

「みたいなのです」というのは、私が実際に使ったことがないからです。

使い方の動画を見たのですが、金属板を押すとなかの液体が結晶になっているような感じでした。

この結晶になっているとき、暖かくなっているみたいです。

また、お湯につけると最初の液体の状態に戻るので、何回も使えるという素晴らしい商品!


これは、過冷却という現象を利用しています。

過冷却というのは、液体が凝固点を過ぎても固体になっていない状態です。

例えば、水は0℃で氷になりますが、ゆっくり冷やすと0℃以下になっても液体の水のままです。この状態で、何かしら衝撃(叩いたり、何か入れたり)があると、急に凍り始めます。(動画とかで調べるとその様子が見られますよ)


ここで重要なのが、液体が凝固するときには熱が発生するということ(凝固熱)。

エコカイロは上手く過冷却の状態を維持しておいて、金属板を押して衝撃を与えた時に、凝固が起こるようにしているみたいですね。

これは、高校の理論化学のところで勉強します。

学校の勉強の知識でアイデア商品を作れるなんて・・・

勉強のやる気がちょっと上がりませんか?

0コメント

  • 1000 / 1000