つぶれたピンポン球
塾にピンポン球があったのですが、だれかが強く握りすぎてつぶれてしまいました。
さて、このまま捨てるのはもったいので直そうとしました。
小学生達は別の場所を押して直そうとしましたが、それでは押した場所がへこんでしまいます。
直すには方法があって、「お湯につけること」です。
実際、お湯につけると元にもどりました。
これは、空気の温度が上昇すると体積が膨張(大きくなる)する性質を利用しています。
ピンポン球の中の空気をお湯につけて温めると空気が膨張して、風船がふくらむような感じでピンポン球が元の形にもどるわけです。
ちなみに、気体の体積は1℃上昇する毎に、(0℃の時の体積)×(1/273)分膨張します。
これはシャルルの法則と呼ばれています(高校化学で習います)
学校の勉強が少し、役に立ちましたね!!
それでは温度が下がっていくと、気体の体積はどうなるのでしょう?
温度が下がっているので計算上では、(0℃の時の体積)×(1/273)分収縮していきます。
最終的には体積が0となってしまいます。
このときの温度は-273℃となり、これは絶対零度と呼ばれています。
つまり、世の中で一番低い温度は-273℃となります。
太陽の内部温度が1000万℃を超えると考えると、温度はあまり下がらないみたいですね(-_-)ウーム
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